白血球分画(はっけっきゅうぶんかく)、または血液像(けつえきぞう)とは、白血球を大きく分けた好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球の5種類を詳しく調べる検査項目です。白血球に異常がみられた場合、これらの量を調べて病気の診断をします。
白血球分画の異常による可能性のある病気
区分 | 基準値(%) | 可能性のある病気 |
---|---|---|
好中球 | 40~60 | 細菌感染症、炎症、白血病、貧血 |
好酸球 | 1~5 | アレルギー性の病気、白血病 |
好塩基球 | 0~1 | アレルギー性の病気、白血病 |
単球 | 4~10 | 発疹性の感染症、白血病 |
リンパ球 | 30~45 | ウイルス感染症、白血病、リンパ腫 |
どの白血球の種類の数値が高い場合、低い場合ともに感染症や白血病などの病気の疑いがあります。