赤血球数、RBC (アールビーシー)とは

赤血球数せっけっきゅうすう)、赤血球せっけっきゅう)、またはRBC(アールビーシー、 英語: Red Blood Cell)とは、血液中の赤血球の数を測定する一般血液検査です。貧血の診断には欠かせない基本的な検査です。赤血球数が少ないと貧血です。

赤血球骨髄造血幹細胞で生成され、血液中の有形成分では大部分を占め常に一定の量を保っています。赤血球数が低下すると肺で受け取った酸素を全身の細胞に運ぶことができず貧血を起こしやすくなります。もっとも多いのは鉄分不足が原因で起こる鉄欠乏性貧血です。その他にも子宮筋腫、がんなどの病気による出血が原因で貧血が起こる場合があります。赤血球の寿命は約120日で、古くなった赤血球は脾臓で破壊されます。

逆に赤血球数が高値なりすぎる状態を多血症といいます。血液が濃くなり血液の粘稠度が高くなります。その結果、血液の流れが悪くなり、血管が詰まりやすくなります。下痢や嘔吐などが原因で脱水を起こして多血症なる場合もあります。

赤血球数の検査項目内容

区分 項目 略号 男性の基準値 女性の基準値 単位
一般血液検査
血液
赤血球数 RBC 400~539 *機関A
440~590 *機関B
430~570 *機関C
360~489 *機関A
380~520 *機関B
380~500 *機関C
10000/μl
万個/μl

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

赤血球数の採血は、腕の静脈や耳たぶ、指先などから行います。

赤血球数の数値判定目安

区分 男性の数値 女性の数値 判定目安
中・高度上昇 600上 560以上 要再検査、または要精密検査
軽度上昇 540~599 490~559 心配なし
基準値 異常なし
軽・中度低下 300~399 300~359 要経過観察、生活習慣の改善
高度低下 299以下 299以下 要治療

赤血球数の異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
赤血球数が高値 真性多血症(赤血球増多症)、偽性多血症、脱水・嘔吐・下痢・過度のストレス・低酸素状態などによる場合もある
赤血球数が低値 鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、悪性貧血、腎性貧血(糖尿病性腎症など)、白血病、胃潰瘍・痔・がんなどによる出血

血液中の赤血球数に異常があると、血液の流れが悪くなったりする多血症や貧血を起こしやすくなります。脱水症状を起こすと水分量が低くなり一時的に高値を示すことがあります。赤血球数は男性の方が女性よりも50万/μlほど多いことが認められています。年齢によっても赤血球数は異なり加齢によって毎年5万/μlずつ低下していきます。

赤血球数が低値の場合、貧血によるものの可能性が高いが貧血の種類を特定する為にヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数、血清鉄、赤血球恒数、白血球分画などの数値を参考に診断します。消化管からの出血が原因の貧血であれば、腫瘍などの他の病気も隠れていることがあります。貧血には悪性と両性のものがありますので、専門医を受診して原因を調べるようにしましょう。

赤血球数と関連のある検査項目

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