アミラーゼ、AMY(エーエムワイ)とは

アミラーゼ、または、AMYエーエムワイ)とは、膵臓に異常がないかを調べる検査項目です。主に膵臓や唾液腺から分泌される酵素で、でんぷんを分解しする消化酵素です。膵臓などに異常があれば血液中の濃度が上昇します。

アミラーゼの数値が上昇したらまず膵炎を疑います。唾液腺から分泌されるアミラーゼの数値が上昇する場合には、シェーグレン症候群という自己免疫疾患の可能性もありますが、ほとんどみられない疾患です。

アミラーゼの検査項目内容

区分 項目 略号 基準値 単位
膵臓 アミラーゼ AMY 46~152 *機関A
60~200 *機関B
IU/l

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

血清アミラーゼの場合は、採取した血液中のアミラーゼを測定します。

膵炎の場合は、みぞおちや左上腹部、腰の痛み、吐き気などの症状が出てきます。膵炎には慢性膵炎と急性膵炎がありますが、急性膵炎の場合は、激しい腹痛などの強い症状が出てきます。これらの症状があり、アミラーゼの数値が高い場合は膵炎の可能性が非常に高いです。

膵炎の主な原因は、アルコールの飲みすぎと胆石だと考えられています。胆道が胆石で詰まると、胆汁や膵液を排出できなくなり、膵臓自身を胆汁や膵液に含まれる酵素が分解、消化し炎症(膵炎)を引き起こします。

膵炎、胆石の人が食事で気をつけること

膵炎、胆石の原因は、アルコールの飲みすぎなど食生活から来るものと考えられています。膵炎、胆石の原因を見直すためにも日々の食生活に気をつけましょう。低脂肪、低コレステロール、低糖分などの食事、料理のポイントが「胆石・胆のう炎・膵炎の人の食事 (健康21シリーズ)」では解説されています。

胆石・胆のう炎・膵炎の人の食事 (健康21シリーズ)

アミラーゼの数値判定目安

区分 数値 判定目安
上昇 153以上 要再検査
基準値 異常なし
低下 45以下 要再検査

アミラーゼの異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
アミラーゼが高い 急性膵炎、慢性膵炎、膵がん、膵嚢胞(すいのうほう)、耳下腺炎、急性耳下腺炎、唾液腺炎、腹膜炎、腸閉塞、腎不全、総胆管結石、ファーター乳頭がん、唾石(だせき)、消化管穿孔、子宮外妊娠、アミラーゼ産生腫瘍(肺がん、卵巣がん、卵管がんなど)、マクロアミラーゼ血症、慢性腎不全
アミラーゼが低い 末期の慢性膵炎、膵がん、糖尿病、膵全摘出後、唾液腺摘出後

アミラーゼには分泌される臓器によって型が異なります。膵臓から分泌される型を膵型、唾液腺から分泌される型を唾液腺型といい、病気を見分けるための手助けとなります。膵型の上昇では、急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がんなどが疑われ、唾液腺型の上昇では、耳下腺炎、肺がん、卵巣がん、大腸がん、肝臓・胆道障害などの可能性があります。

膵炎、膵臓の病気をもっと知るための書籍

膵臓の病気 急性膵炎、慢性膵炎、膵臓ガンの治し方 (健康ライブラリーイラスト版)

急性膵炎診療ガイドライン〈2010〉

アミラーゼと関連のある検査項目

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