尿糖(にょうとう)とは

尿糖にょうとう)とは、尿中に出てくる糖の量を調べる検査です。糖尿病や腎臓などの泌尿器系障害の有無を判断します。糖尿病の疑い、有無の判断には欠かせない検査項目です。

血液中に含まれる血糖ブドウ糖)が一定限度を超えると、腎臓から多量の糖が尿中に漏れ出します。この尿中の糖の値を測定する検査です。測定は検尿用のカップを渡され、専用トイレ内など自身で採取します。採取した尿に試験紙を入れ、試験紙の色の変化で検査結果を判定します。

尿糖の検査項目内容

区分 項目 略号 基準値 単位
尿検査
糖代謝
尿糖 陰性(-)

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

採取した尿に試験紙を入れて尿中の糖分を調べます。

尿糖の数値判定目安

区分 数値 判定目安
高度上昇 陽性 (1+ 以上) 要精密検査、または生活習慣の改善
中等度上昇 擬陽性 (±) 要再検査、または生活習慣の改善
基準値 陰性 (-) 異常なし

尿糖は、血糖値が腎臓の処理能力を超えた場合や、腎臓で異常や障害が起きていて糖がうまく処理できないときなどに陽性(+)になります。通常、腎臓にたまっている糖が160dlを超えると尿に漏れ出してきます。しかし、中には糖を貯める能力が低いために糖尿病でなくても尿糖がでる場合があります。

尿糖の異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
陽性 糖尿病、腎性糖尿、慢性腎炎、腎硬化症、肝炎、甲状腺機能亢進症

血糖値が正常でも、尿糖が出る腎性糖尿があります。特に若い人に多く見られるものですが、病気の可能性は低く特に心配のいらない場合もあります。血糖は身体のエネルギー源で、インスリンというホルモンの働きにより、血中内で一定の濃度を保っています。

このインスリンが不足して起こるのが糖尿病です。糖尿病には、1型と2型があります。1型糖尿病は、体内でインスリンを作りだせないために起こる糖尿病で若い人に多くみられます。2型糖尿病は、中年者以降に多くみられるインスリンのホルモン分泌低下やインスリンの機能低下が原因で起こる糖尿病です。遺伝体質も関係するといわれていますが、主な原因は、肥満や過食、運動不足などの生活習慣から糖尿病になるケースがほとんどです。日本人の9割以上が、この2型糖尿病です。

尿糖の検査が陰性(-)であれば基本的に異常ありませんが、かくれ糖尿の場合もありますのでHbA1cの他の検査と合わせてチェックすると安心です。

尿糖と関連のある検査項目

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