循環器系の異常からくる病気、合併症を予防するためのセルフチェックです。脳血管や心臓の病気は、日々の生活習慣が大きく影響しています。日ごろの生活習慣や気になる症状がないかチェックしてみましょう。該当項目が多い人は、検査や医師の診断を受けましょう。
以下のセルフチェックは、脳梗塞、脳出血、不整脈、心筋梗塞、狭心症、高血圧性網膜症、腎硬化症、腎性高血圧などの病気、合併症を防ぐための内容です。
循環器の異常を防ぐためのセルフチェック
生活習慣編
- 味の濃い食事や塩辛いものが好き
- タバコを習慣的に吸っている
- お酒を毎日2合以上飲む
- 脂っこいものや甘いものが好き
- 野菜やあ果物はあまり食べない
- 習慣的にタバコを吸う
- 運動不足で、肥満気味である
- 睡眠不足でストレスを感じることが多い
- 風呂上りに脱衣所が寒く感じる
年齢、健康状態編
- 両親・兄弟などの家族に高血圧の人がいる
- 頭痛やめまいがする
- むくみや手足のしびれがある
- 軽い運動でも息切れや動悸(どうき)、胸痛がある
- 脈が乱れる
循環器系の異常からくる病気、合併症
循環器系の異常からくる病気、合併症には様々なものがあります。生活習慣の影響が大きく、生活習慣を見直すことで循環器系の異常からくる病気、合併症を防ぐこともできます。
高血圧によって血管に負荷がかかり続けると脳、心臓、腎臓などに思い合併症を引き起こします。さらに心電図検査からわかる不整脈の中にも突然死を起こす重大な病気が潜んでいます。
脳の動脈が詰まって脳細胞が壊死したり、脳の動脈が切れたり破裂したりして起こる脳梗塞、脳出血。高血圧からくる目の網膜病気、高血圧性網膜症、腎硬化症、腎性高血圧。動脈硬化がすすみ発生する心筋梗塞、狭心症などもあります。自覚症状の無いまま突然起こる病気や、放置したことによってより重度の病気を併発する可能性もあります。セルフチェックでチェック項目の多い人は検査や医師の診断を受けましょう。
参考文献
船津和夫 監修 『ホーム・メディカル安心ガイドWIDE版 ひと目でわかる! 健康診断 検査項目と結果の見方 万全ブック』 小学館、2010年1月23日 初版第1刷発行、p34-35