心電図検査(しんでんずけんさ)とは

心電図検査しんでんずけんさ)とは、心臓の筋肉(心筋)が収縮するときに発する電流の変化を記録して、心臓の活動状況と心音のリズムを診る検査です。そこから不整脈、心筋傷害の有無や程度を判断します。

心電図検査は診察台の上で仰向けになって行います。胸と両手首、両足首に電極をつけて、心筋が発する微弱な電流の波形図を記録します。緊張や精神的興奮などで心筋が発する電流が変化するため、検査前はコーヒー、タバコ、運動はさけ安静状態で検査しましょう。電流に影響を与える金属類は検査前にはずしましょう。

心電図検査の異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
異常波形 不整脈(頻脈性不整脈、徐脈性不整脈)、狭心症、心筋梗塞、心筋症、心肥大、心膜炎

心筋が発する微弱な電流を波形図に記録し、心筋の異常から心筋梗塞、心筋症、脈の異常から不整脈や先天性心臓病などがわかります。心電図検査で分かる正常波は一定の間隔できれいな形状の波形をしています。異常がある場合は、不規則な形状の波形をしています。徐脈性不整脈の例は、一見、正常派に見えますが、一定の間隔を途切れさせるような形状をしています。心筋梗塞の例は、上下に波形があまり触れないような正常派と比べると変形した形状の波形をしています。

不整脈の頻度は、加齢と共に増加していきます。放置すると脳梗塞や心不全などの合併症を引き起こす可能性がありますので自覚症状がなくても定期検査を受けるようにしましょう。

負荷心電図検査

心電図検査には、診察台の上で計測する検査以外に運動を行って測定する負荷心電図検査ふかしんでんずけんさ)があります。負荷心電図検査は運動をすることで心臓に負荷をかけ、血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)を発見するための検査です。

負荷心電図検査には3つの測定方法があります。2段の階段を1分半、または3分間上り下りし、その前後で心電図を計測して比較するマスター法、ウォーキングマシンなどベルトコンベアー上の上を歩きながら、心電図と血圧を計測するトレッドミル法、サイクリングマシンなど自転車のペダルをこぎながら、心電図と血圧を測定するエルゴメーター法です。ただし、高齢者の場合は、筋力、運動能力の低下などの観点から転倒、事故を防止するため近年ではあまり行わない検査もあります。

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