血清鉄、Fe(エフイー)とは

血清鉄けっせいてつ)、Feエフイー)とは、血液中の鉄分のことで赤血球の材料となるものです。鉄欠乏性貧血の確定診断に役立つ検査項目です。

血液中の鉄分が不足することで起こる鉄欠乏性貧血の診断をするための検査です。鉄は、食物から摂取されて骨髄で赤血球の成分やヘモグロビンに合成されて利用されています。この鉄分が足りないと血液中の赤血球数などに影響を与え貧血を起こしやすくなります。

血清鉄の検査項目内容

区分 項目 略号 男性の基準値 女性の基準値 単位
血液 血清鉄 Fe 54~200 48~154 μg/dl

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

血清鉄の数値判定目安

区分 男性の数値 女性の数値 判定目安
上昇 201以上 155以上 要再検査、または要精密検査
基準値 異常なし
低下 53以下 47以下 生活習慣の改善、または要治療

血清鉄の異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
血清鉄が高値 再生不良性貧血、鉄芽球性貧血、ヘモクロマトーシス、肝炎
血清鉄が低値 鉄欠乏性貧血、多血症、膠原病、感染症、悪性腫瘍

血清鉄の数値が低値なら鉄欠乏性貧血や多血症、高値なら再生不良性貧血や肝炎などの疑いが考えられます。血清鉄の数値は高齢になるほど数値は低くなっていく傾向にあり、老人性貧血の一因ともなっています。

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