尿素窒素、BUN(ビーユーエヌ)とは

尿素窒素にょうそちっそ)、または、BUNビーユーエヌ)とは、腎臓のろ過機能の指標です。数値が高いと腎機能の悪化を示す検査項目です。脱水症状でも数値が上昇することがあります。

尿素窒素は体内でたんぱく質が利用された後に生成される老廃物で、肝臓で合成され腎臓でろ過され尿中に排泄されます。腎臓に異常があるとこの老廃物が排泄されず血液中に増えていきます。また、組織の出血などで尿素窒素が増えてしまい、腎臓の処理能力を超えたときにも数値が高くなります。

尿素窒素が高い場合は、たんぱく質が大量に消費される病気である感染症や糖尿病の疑いが高く、逆に尿素窒素の数値が低い場合は、肝不全尿崩症の疑いが考えられます。

尿素窒素の検査項目内容

区分 項目 略号 基準値 単位
血液検査
腎臓
尿素窒素 BUN 8.0~22.0 *機関A
8.0~20.0 *機関B
mg/dl

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

採血した血液中から尿素窒素の量を測定します。

尿素窒素の判定目安

区分 判定 判定目安
中・高度上昇 33.0以上 要再検査、または要精密検査
軽度上昇 22.1~32.9 心配なし
基準値 異常なし
低下 7.9以下 再検査

尿素窒素の異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
尿素窒素が高値 慢性腎炎、急性腎炎、腎不全、腎結石、糖尿病、感染症、消化管からの出血、脱水、高熱、運動、高たんぱく食摂取、甲状腺機能亢進症
尿素窒素が低値 肝硬変、肝不全、尿崩症、低たんぱく食摂取、妊娠

尿素窒素の数値は、高熱や下痢、妊娠などの体調変化や激しい運動、食事でのたんぱく質の摂りすぎによっても数値が変化することがあります。また、加齢による腎機能の低下によって、尿素窒素が尿中へ排出されず血液中に残ることで男女ともに50~60歳以上は尿素窒素の数値が上昇傾向にあります。

尿素窒素と関連のある検査項目

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