HDLコレステロール、善玉コレステロールとは

HDLコレステロール善玉コレステロール)、HDL-Cエイチディーエル・シー)とは、動脈硬化促進を阻止するように働く脂質の検査項目です。HDL-コレステロールの数値が低いと動脈硬化の危険因子となります。HDLとは、High Density Lipoproteinの略称で、高比重リポタンパクの意味です。

HDLコレステロールは、脂質の1種で血管壁に付着したLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を取り除き、動脈硬化の要因や進行を予防する働きがあります。その為、HDLコレステロールの数値が低下すると動脈硬化の進行などが疑われます。余分なコレステロールを回収し肝臓に戻す、身体によい働きをすることから善玉コレステロールと呼ばれています。

肥満や運動不足の人ではHDLコレステロールの数値が低く、適度な運動を行っている人や飲酒の多い人は数値が高い傾向にあります。メタボリックシンドロームの診断基準の1項目ともなっています。

HDLコレステロールの検査項目内容

区分 項目 略号 基準値 単位
脂質 HDLコレステロール HDL-C 40~85 *機関A
40~99 *機関B
mg/dl

採取した血液中からHDLコレステロールの量を測定します。

LDLコレステロールの数値判定目安

区分 数値 判定目安
高・中度上昇 120以上 要再検査、または要精密検査
軽度上昇 86~119 心配なし
基準値 異常なし
軽度低下 36~39 経過観察、生活習慣の改善指導
中・高度低下 35以下 要精密検査、または要治療

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

HDLコレステロールが低い数値の場合、ほとんどの場合が悪い生活習慣に原因があります。別の病気が原因の場合は、LDLコレステロールや中性脂肪など他の検査項目と合わせて総合的に判断されます。

近年では、動脈硬化を促進するLDLコレステロールの数値が正常でも心筋梗塞などを起こす症例があることから、LDLコレステロールをHDLコレステロールで割った新しい指標「LH比」にも注目が集まっている。LH比が1.5以下で動脈硬化を防ぐのによいとされています。

HDLコレステロールの異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
HDLコレステロールが高い 高HDLコレステロール血症、CETP欠損症
HDLコレステロールが低い 脂質異常症、低HDLコレステロール血症、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、肝硬変、腎不全、甲状腺機能亢進症、喫煙、動脈硬化、心筋梗塞、肥満

HDLコレステロールの数値を上げるために、いわしなどの魚を積極的にとり、適度な運動や体重をしっかりと管理しましょう。タバコを吸っている人は、禁煙や節煙をすると効果的です。

HDLコレステロールと関連のある検査項目

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