血清総たんぱく、TP (ティーピー)とは

血清総たんぱくけっせいそうたんぱく)、総たんぱく、または、TP (ティーピー)とは、身体の栄養状態と肝臓・腎機能などの指標となる検査項目です。数値低下時にはアルブミンの低下が疑われます。アルブミンの低下は、肝臓・腎臓の疾患などでみられます。

血清総たんぱくは、血液中に含まれる100種類以上のたんぱく質の総称で、主成分はアルブミングロブリンです。これらの成分は主に肝臓でつくられ、全身のたんぱく質の材料になったり、血液の浸透圧調整などで利用されます。血清総たんぱくが高値であると感染症の有無や骨髄腫などの発症がわかります。また、低い数値である場合は肝臓障害の可能性があり、肝臓等で再合成されるアルブミンの量が低下します。

総たんぱくの主成分のアルブミンは、ホルモンや栄養素を運ぶ働きを担っています。もう一方のグロブリンは、主に免疫機能にかかわっているたんぱくです。

血清総たんぱくの検査項目内容

区分 項目 略号 基準値 単位
肝臓・胆道系 血清総たんぱく TP 30~149 *機関A
30~220 *機関B
mg/dl

※基準値は、検査機関などによって異なります。あくまで健康状態を維持すうための目安と考えておきましょう。

採血した血液の上澄み、血清中の総たんぱく濃度を測定します。血清総たんぱくの検査数値は、老化による肝機能の低下でもアルブミンの数値が低下するため低下します。

血清総たんぱくの異常による可能性のある病気

検査結果 可能性のある病気
血清総たんぱく が高い 慢性感染症、悪性腫瘍、多発性骨髄腫、高γグロブリン血症、脱水症、慢性炎症、膠原病
血清総たんぱく が低い ネフローゼ症候群、肝硬変、急性肝炎、劇症肝炎、急性腎炎、たんぱく漏出性胃腸症、低栄養、悪性腫瘍

血清総たんぱくの数値に異常がみられる場合は原因を特定する為に必要な検査、治療を受けましょう。肝機能の異常を検査するAST、ALTやA/G比などから、どのようなたんぱくが増減しているか調べ病気を診断します。

血清総たんぱくと関連のある検査項目

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